(番組放送日:2015年1月8日)

※この情報は放送当時のものですので、現在は変更されている場合がございます。

涙目なのにドライアイと診断される方がいます。それは一体どういうことなのでしょうか?年配者に多いとされるドライアイ、実は老化によって目のなかにできる“シワ”が原因で引き起こされていました。放っておくとさまざまな症状に発展します。でもその症状はたった15分の手術で治せるといいます。

井手武先生

今回ドライアイについて教えてくれるのは、視力に関するあらゆる先端治療が受けられる南青山アイクリニックの井手武先生です。

涙目なのにドライアイになるメカニズム

涙目と目の乾きを同時に訴える人は、理由もなく涙が出続けたり、目が乾いてまばたきをしようとすると、瞼が引っかかるような感じになることがあるのだといいます。症状に悩まされている人の目の検査をしたところ、共通して目のなかにあるものができていることが判明しました。それは・・・?

竹田Pシワ

シワです!若いときにはピンと張っている白目も、加齢とともにたるみ、そこにシワができます。正常な目と比べると一目瞭然。白目の部分に線が刻まれています。このシワが“涙目なのにドライアイ”を引き起こす元凶「結膜弛緩症」という目の疾患なのです。

涙の貯倉庫

ではなぜ、結膜弛緩症が涙目なのに目が乾くという現象を引き起こすのでしょうか?
結膜にたるみが生じると、徐々に白目の下側にシワができていきます。このシワが、本来涙をためる貯蔵庫になっている部分をふさいでしまい、その結果、涙が目の全体にゆきわたることなく外へ溢れ出てしまうのです。

目のシワ

目のシワをとる15分の日帰り手術

そんな目のシワの治療法は、まずは摩擦を少なくしてドライアイを治すための点眼剤や軟膏薬を使います。それでも改善しない場合は、物理的にシワの部分を取り除く手術を行います。

高周波ラジオメス
熱凝固

手術で使うのはサージトロンと呼ばれる高周波ラジオ波メス。結膜のたるんだ部分を鉗子で挟み、そこにサージトロンをあてて、熱で固める。つまり、熱でシワを収縮させているのです。両目を一度に手術でき、出血もないので術後の眼帯も不要。いわゆる“日帰り手術”が可能なのです。

手術前手術後

手術前と比べると見事に目からシワが消えています!

目のシワの悪循環を断ち切るには

ドライアイと目のシワには切っても切り離せない因果関係があり、目が乾きやすい人はまばたきが多くなり、摩擦の回数が増えることでよりシワが出来やすくなるのだといいます。これぞ、ドライアイが目のシワを作り、目のシワがまたドライアイを作る悪循環を生み出している仕組みです。

まぶたの縁

では、ドライアイを悪化させないためにはどうすればよいのでしょうか?自宅でできる一番の対策が「ホットアイマスク」。ドライアイに悩んでいる人は、普段から目を温めたり、まばたきをしっかりする習慣をつけるよう心がけたほうがよいそうです。

※本記事の情報は特定の医師や医療機関への受診を推奨するものではありません。医師や医療機関へ受診はご自身の判断で慎重に行って下さい。