(番組放送日:2015年1月8日)

※この情報は放送当時のものですので、現在は変更されている場合がございます。

エアコン、コンピューター、コンタクトレンズの普及によって目の不快感を訴える人が急増しています。なかでも多くの人を悩ませている目の症状がドライアイ。目が乾いて痛い、目を開けるのも辛いという方は多いのではないでしょうか?そんなドライアイの症状を劇的に改善する治療マシンが開発されているんです。

 
井手先生

今回ドライアイについて教えてくれるのは、視力に関するあらゆる治療が受けられる南青山アイクリニックの井手武先生です。

ドライアイは目のアブラ不足が原因

今回井手先生の診察は顕微鏡を使って、涙が出てから乾くまでの時間を計ります。

涙が蒸発

こちらの患者さんの場合、角膜に黒いシミのようなものが!実はこのシミ、涙が蒸発していることを表しているのです。通常、5秒以内で乾燥するとドライアイと判定されます。

続いて先生が検査したのはまぶたの裏側。

マイボーム

なぜ、まぶたの裏側をチェックするのかというと、目に必要なアブラを分泌するマイボーム腺の状態を見るため。 通常ならマイボーム腺からアブラがジュワッと出てくるそうなのですが、ドライアイの人はアブラが出てこなかったり、アブラの質が悪かったりするそうなのです。

マイボーム腺機能不全とは

マイボーム腺機能不全

アブラの質や量に問題のある方は「マイボーム腺機能不全」を発症しているそうで、実は、このマイボーム腺機能不全がドライアイの原因の8割を占めているといいます。

皮脂腺

マイボーム腺とは、まぶたのウラ側、まつ毛の生え際にびっしりある皮脂腺のこと。
まばたきをする度に、ここに圧力がかかり「アブラ」が分泌されています。涙は水分だけではなく、その上をアブラの層が覆ってカバーすることで蒸発を防いでいます。そのため、アブラが出ないと蒸発しやすい涙になってしまうのです。
正常な場合、サラサラのアブラが分泌され涙の層の上に膜をはるのですが、マイボーム腺機能不全になると、アブラの質が悪化し、マヨネーズのような固形状に。さらに、穴が詰まって内部で固まり、アブラが全く出ない状態になってしまいます。すると、涙の層の上に十分な油膜ができないため涙がすぐに蒸発。こうして、ドライアイを引き起こすのです。

ではなぜ、マイボーム腺機能不全が起きるのでしょうか?その理由はいくつか挙げられます。

(その1)パソコンを長時間見つめている
(その2)バッチリメイクで皮脂腺をふさぐ

 

パソコンを長時間見つめているとまばたきが減少します。また、まばたきが浅いため、マイボーム腺に圧力がきちんとかからなくなってしまうケースもあります。さらにバッチリメイクで皮脂腺をふさいでしまい、炎症を起こして機能不全になるケースもあります。

ドライアイ治療マシン

マイボーム腺機能不全を劇的に改善する、画期的な治療マシンがこちら。

リピーフロー

2012年にアメリカで開発された『Lipi Flow(リピーフロー)』。

目の中に装着

治療の様子を見てみると、点眼麻酔をした後、機材を目の中にグイッと入れちゃってます!

グイッといれる

麻酔をしているとはいえ、目の中に入れて痛みや違和感はないのでしょうか?
患者さんの反応は・・・

気持ちいい

そう!「Lipi Flow(リピーフロー)」は気持ちいいんです!

圧力と加熱

目の中へ入れる部分には加熱器がついており、内側から直接マイボーム腺を42度まで温め、固まったアブラを溶かします。そのため、ジワっと目の奥から温められているような感じがして気持ちいい。そして、外側にはマッサージ機能があり、マイボーム腺に圧力をかけて、ニキビを絞り出すような感じで瞼のアブラを押し出していくのです。
所要時間は12分。治療から1か月ほどで効果が出始め、半年から1年は持続するそうです。

※本記事の情報は特定の医師や医療機関への受診を推奨するものではありません。医師や医療機関へ受診はご自身の判断で慎重に行って下さい。